カナガンキャットフードと犬猫生活は、共に人気のあるキャットフードです。それだけに、どちらを選ぶか迷う人もいるのではないでしょうか。できるだけ違いや特徴などについて把握した上で、愛猫にピッタリなものを選びたいものです。
今回は、カナガンキャットフードと犬猫生活に関して、特徴や原材料、成分、そして価格という分野で比較していきます。
カナガンキャットフードと犬猫生活を徹底的に比較!
1.特徴で比較 |
2.原材料で比較 |
3.成分で比較 |
4.価格で比較 |
1.カナガンキャットフードと犬猫生活の特徴について比較
まず最初に、主な特徴について比較していきます。なお、カナガンキャットフードはドライフードだけでなく、「カナガンキャットフード チキン&サーモン ウェットタイプ」というものもあります。今回は、ウェットタイプではなく、ドライタイプのフードについて紹介していきます。
一方、犬猫生活のキャットフードにも、オールステージ用のものとシニア用のものとがありますが、ここではオールステージ用について調べていきます。
カナガンキャットフード | 犬猫生活キャットフード(オールステージ用) | |||
販売会社 | 株式会社レティシアン | 犬猫生活株式会社 | ||
味の種類 | チキン | サーモン | 国産の生鶏肉 | 金沢港の朝獲れ魚 |
対象 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | ||
内容量 | 1.5㎏ | 750g | ||
原産国 | イギリス | 日本 | ||
賞味期限 | 製造から18ヶ月 | 製造より1年 | ||
工場 | FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合) の基準をクリアしている | FAMIC(独⽴⾏政法⼈ 農林⽔産消費安全技術センター)の基準をクリアしている | ||
添加物等 | 香料・着色料 不使用 | 合成保存料・合成香料・合成着色料 不使用 | ||
グレイン | 不使用 | 不使用 | ||
その他特徴 | ・タウリンが豊富 ・EPAやDHAを配合 |
・ノンオイルコーティング ・低温加熱製法 |
カナガンキャットフードはイギリス産、犬猫生活は国産のキャットフードです。イギリスは、ペット先進国として有名な国でもあり、様々な規制も進んでいます。そのため、安心感のある商品だと言えるでしょう。もちろん、犬猫生活の方も国産のため、鮮度の良さが保たれており、安心して食べられるフードです。また、両方とも無添加にもこだわっています。グレインフリーである点も、共通する項目だと言えるでしょう。
注目すべきポイントとして、カナガンキャットフードには、EPAやDHA、そしてタウリンが含まれていることが挙げられます。サーモンオイルが使われているのですが、この中にはEPAやDHAが含まれています。そして、タウリンは、猫が体内でわずかしか合成できないと言われている成分です。このように、カナガンキャットフードには健康維持に役立つ成分がしっかり含まれています。
一方、犬猫生活にも注目すべき特徴があります。まずは、オイルコーティングを行っていないという点です。オイルコーティングは、香りや味を強めるために使われます。しかし一方で、オイルを伴うことで酸化のリスクが高まることに。犬猫生活ではオイルコーティングを行わず、素材そのものの良さを活かしたフードを作っています。また、低温加熱製法を採用。低温調理は、高温調理に比べて栄養素が壊れにくいと言われている調理法として知られています。
2.カナガンキャットフードと犬猫生活の原材料について比較
カナガンキャットフード | 犬猫生活キャットフード(オールステージ用) | |||
味の種類 | チキン | サーモン | 国産の生鶏肉 | 金沢港の朝獲れ魚 |
主な 原材料 |
乾燥チキン35.5%、チキン生肉25% | 生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14% | 生肉(鶏肉(日本)、牛肉(ニュージーランド、オーストラリア、日本)、金沢港の朝獲れ魚(日本)、鶏レバー(日本)) | 金沢港の朝獲れ魚(日本) |
原材料を比較すると、どちらも動物性のものを多く使っていることが分かりました。なお、カナガンキャットフードの方は、どの程度使っているのか、使用している原材料の割合が記載されていましたが、犬猫生活の方は記載されていませんでした。
なお、両方ともグレインフリーのため、穀物は不使用です。猫は肉食動物のため、体質的に穀物の消化を苦手としています。しかし、安い価格帯のフードを中心として、穀物を使用しているフードが存在していることも事実です。そういった意味では、カナガンキャットフードも犬猫生活も、体に優しいフードだと言えるでしょう。
3.カナガンキャットフードと犬猫生活の成分について比較
各種成分についても比べていきましょう。
カナガンキャットフード | 犬猫生活キャットフード(オールステージ用) | |||
チキン | サーモン | 国産の生鶏肉 | 金沢港の朝獲れ魚 | |
エネルギー | 405kcal/100g | 398kcal/100g | 373kcal/100g | 360kcal/100g |
たんぱく質 | 34%以上 | 34%以上 | 31%以上 | 30%以上 |
脂質 | 16.7%以上 | 14.8%以上 | 15%以上 | 12%以上 |
粗繊維 | 3.25%以下 | 3.25%以下 | 3%以下 | 3%以下 |
灰分 | 10.7%以下 | 10.2%以下 | 9%以下 | 7%以下 |
水分 | 8%以下 | 8%以下 | 10%以下 | 10%以下 |
100gあたりのカロリー、そしてたんぱく質は、カナガンキャットフードの方が高いという結果になりました。最もヘルシーなのは、犬猫生活の「金沢港の朝獲れ魚」です。なお、商品にはそれぞれ年齢や体重などに合わせて目安となる量が定められています。
与える際は、それを目安にしましょう。たんぱく質は、体のエネルギー源になります。また、筋肉や内臓、さらには皮膚など、様々な部分の健康を維持する役割も担っています。そのため、どちらかと言えば、成長期の猫にはカナガンキャットフードの方が向いているでしょう。
活動量の多い猫にもぴったりです。反対に、シニア期の猫や、のんびり過ごすことが好きな猫にとっては、ヘルシーな犬猫生活の方がおすすめでしょう。ただ、これはあくまでもフードに含まれるたんぱく質の量や、カロリーの観点から比較した時に言えることです。愛猫の年齢や性質、さらには体質などに合わせて最適なものを選びましょう。
4.カナガンキャットフードと犬猫生活の価格について比較
カナガンキャットフード | 犬猫生活キャットフード(オールステージ用) | |||
通常価格 | 4,708円/個 | 6,908円/2個 | ||
定期コース価格 | 1個購入の場合:4,237円/個(10%OFF) | 5,258円/2個 | ||
2個以上購入の場合:4,001円/個(15%OFF) | ||||
5個以上購入の場合:3,766円/個(20%OFF) | ||||
備考 | ー | 「国産の生鶏肉1個、金沢港の朝獲れ魚1個」「国産の生鶏肉2個」「金沢港の朝獲れ魚2個」の3パターンから選択 |
※価格は全て税込み価格です。 ※2023年10月時点での価格です。
カナガンキャットフートは1個あたりの内容量が1.5㎏です。また、犬猫生活は2個セットでの販売になります。1個あたり750gのため、2個でちょうど1.5㎏に。したがって、通常価格で比べるとカナガンキャットフードの方がリーズナブルになります。
では、定期コースの場合はどうでしょうか。カナガンキャットフードの場合、最も割引が適用されるのは5個以上購入した時の20%OFFで、1個あたり3,766円です。一方、犬猫生活は2個あたり5,258円で、約23%OFFという計算になります。こちらに関しても、やはりカナガンキャットフードの方が価格は安いと言えるでしょう。
カナガンキャットフードと犬猫生活はどんな人におすすめ?
カナガンキャットフードがおすすめなのは、
- コスパの良さを求めている人
- 成長期の猫や活発な猫を育てている人
と言えるでしょう。
一方、犬猫生活の方が向いているのは、
- 国産にこだわりたい人
- シニア猫や活動量の少ない猫を飼っている人
と言えます。
カナガンキャットフードと犬猫生活の比較まとめ
両方ともそれぞれ魅力的なポイントを持っているため、一概にどちらの方が優れているとは言えません。また、フード選びでは、飼い主や愛猫によって、最も重要視する点にも違いがあるもの。ここで紹介したことを参考にしながら、選んでみて下さい。